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国際標準化の現状PSLX標準仕様は、現在、ISOやIECといった国際規格として標準化が進められています。2006年12月に、IEC62264パート3が国際標準として認定され、その一部として、PSLX標準仕様が採用されています。 これまでの経緯
PSLXフォーラムが提案した国際標準製造現場のオペレーションカテゴリ間のスケジューリング連携IEC62264パート3の第5章(5.2.3節)において、製造現場のオペレーションカテゴリ間のスケジューリング連携の仕様を提案し採択されました。IEC62264パート3では、製造現場における生産管理、在庫管理、品質管理、そして設備保守の4つのカテゴリが定義されており、それぞれのカテゴリ内に、それぞれスケジューリングが存在しています。PSLXフォーラムであは、これらの個々のスケジューリング業務が、現実には密接に関係していることを指摘し、それぞれの業務間での関係を仕様として提案し、それが国際標準として採用されています。 計画とスケジューリングの階層関係IEC62264パート3の第5章(5.5節)において、意思決定における計画とスケジューリングの概念的な関係を規定し、それが国際標準として採用されています。これは、PSLX技術仕様が提唱するAPS(先進的計画スケジューリング)の基本となる考え方であり、PSLX技術仕様のパート1「エンタープライズモデル」の5.2節(図5−1)で規定している内容です。計画は、要求をアイデアとして具体化し、スケジューリングは現実に対する実現手段を具体化します。この概念的な整理は、すでに海外の関係者からその有用性を高く評価されています。 生産における資源の定義と能力の考え方生産に関する国際標準では、資源の定義の中に原材料や資材を含める場合と含めない場合があり、それによって資源能力の定義が異なります。IEC62264では、前者の立場をとっているため、それに応じて資源能力(キャパシティ)の定義を正しく行う必要がありました。PSLXフォーラムでは、資源能力に関する定義を、スケジューリングが扱えるように、消費型資源(原材料や資材)と非消費型資源(装置や人など)に分類し、それぞれの特徴を国際標準として規定しました。 生産計画スケジューリングのためのドメインオントロジIEC62264パート3のアネックスG(付属資料)に、PSLXオントロジが掲載されています。これは、生産計画や生産スケジューリングのためのオントロジ(基本的な語彙を用いた意味の定義)であり、PSLX標準仕様がベースとしてる概念です。現在、オントロジの重要性は世界的に議論されており、生産分野における意思決定のためのオントロジの候補としてPSLXオントロジが認められたことは、今後のインターネット社会における非常に大きなインパクトとなるでしょう。 日本型APSの定義と特徴APSはもともと欧米で生まれた概念です。しかし、PSLXフォーラムでは、かつてより、日本的なものづくりの考え方をふんだんに取り入れた日本的APSを議論しPSLX標準仕様の中で組み込んでまいりました。今回、そこで議論されている日本型APSが、IEC62264パート3のアネックスH(付属資料)に採録され、全世界に配布されることになりました。 |
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