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プロセスに関する情報プロセスの構造プロセスは、階層構造の中で再帰的に登場します。上位のプロセスと下位のプロセスは、生産手順および手順要素により、個々の状況に応じてその関係を設定することができます。 図 プロセスの構造
生産手順(Routing)生産手順は、階層構造における上位のプロセスと下位のプロセスの間の関係を定義します。このオブジェクトは、上位のプロセスに対して個別に設定されます。下位のプロセスに対しては、手順要素を介して関係付けられます。 生産手順は、特定の生産品目を限定した場合の下位のプロセスを定義するためにも利用可能です。これにより、品目に対する負荷の見積もりが可能となります。 手順要素(Production Step)手順要素は、生産手順に関する情報の一部として、上位のプロセスの要素となる下位のプロセスに一対一で対応するオブジェクトです。一つの生産手順は、複数の手順要素オブジェクトによって構成され、それぞれの手順要素が、生産プロセスをひとつ指定しています。 先行関係(Precedence)上位のプロセスを実行する生産手順が複数の下位のプロセスから構成され、さらにそれらが特定の順序と先行制約にしたがって実行される場合に、それらの下位のプロセス間の関係を先行関係が表現します。先行関係は、2つの生産プロセスの順序関係を表現します。先行関係は、手順要素に対して設定します。 オプション(Option)オプションは、生産品目に関する仕様であり、それによってプロセスや生産資源の内容を制約します。本仕様書では、生産品目の違いは、必ず何らかのプロセスの違いから起因するという立場をとっています。オプションは、通常、あらかじめ設定された選択可能な範囲の中から、最終的にひとつのオプション値が選択されます。オプションの値が確定した時点で、具体的な生産が可能となります。 作業方法の種類プロセスの階層構造においてもっとも下位のオブジェクトが作業方法です。作業方法は、作業場に対するより詳細な生産手順を設定するための情報ですが、本仕様書では、作業方法よりも粒度の細かいプロセスが定義されていないため、その内容を具体的に記述することはできません。 生産作業(Production Process)生産作業は、作業方法のサブクラスであり、生産品目を生産するための作業が対応します。生産作業は、主に生産設備において実行されることになります。また、生産作業は、前段取作業、正味の生産作業、そして後段取作業の3種類に分類することも可能です。 在庫作業(Inventory Process)在庫作業は、作業方法のサブクラスであり、生産品目の数量を確定させ、それらを保管したり移動したりする作業が対応します。在庫作業は、主に保管設備や移動設備において行われます。在庫作業の例としては、計数(計量)作業、保管作業、在庫移動作業などがあります。また、在庫移動作業は、入荷作業や出荷作業といった企業間を越えた入庫や出庫作業があります。 品質作業(QA Process)品質作業は、作業方法のサブクラスであり、生産品目に関する必要項目を測定し、品質を保証するための品質検査など、さまざまな作業が対応します。品質保証作業は、検査設備において実行される場合の他に、生産設備や保管設備内部で実行されることもあります。品質作業には、品質の検査作業以外に、設計作業や解析作業なども含むことができます。 保守作業(Maintenance Process)保守作業は、作業方法のサブクラスであり、さまざまな設備の保守を行うための作業が対応します。生産資源が常に要求されたパフォーマンスを実現するために、それぞれの生産資源に対して定期的あるいは不定期に行う作業です。保守作業は、通常の作業と異なり品目を生成しません。保守によって、対象となる生産資源や設備の状態が変更され、期待された状態となります。保守作業の具体例としては、検査作業や調整作業、設置作業、修理作業などがあります。 |
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