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よくある質問

ものづくりAPS推進機構とPSLXとの関係は?

ものづくりAPS推進機構は、任意団体であったPSLXコンソーシアムが前身となっています。PSLXコンソーシアムに参加していた500名以上のメンバーは、そのままものづくりAPS推進機構が運営するPSLXフォーラムのメンバーとして活動していきます。

ものづくりAPS推進機構という名称に変えた由来は?

我々が目指すのは、最終的にはものづくりを行う当事者である製造業がより発展し、それに従事する人々が豊かでクリエイティブな仕事ができるようになることです。ITはそのためのツールであり、ITのしくみを作ること自体が最終的なゴールではありません。このような理念をより的確に表現するために名称を変更しました。

製造業メンバーにとってのメリットは何ですか?

製造業メンバーは、自社や自社をとりまく環境をITを用いて積極的に変革していくことで、自社のビジネスが大きく変わり利益につながります。そのためには、製造業メンバーは、IT企業メンバー以上に自社のITについての深い理解が必要となります。当機構で、基幹システムとしてのITについてニュートラルでかつ最新の情報が得られます。

個人で参加するにはどうしたらいいですか?

個人で活動に参加するには、PSLXフォーラムのメンバー登録(無料)をしてください。さらに深く取り組みたい場合には、当機構の会員になることをお勧めします。当機構の会員区分には、総会の構成員となる正会員と、そうでない賛助会員のいずれかが選択できます。

PSLX標準仕様はどうやって作られるのですか?

APSの業界標準であるPSLX標準仕様は、本機構が運営するPSLXフォーラムの技術部会において策定されています。この技術部会は、定期的に開催され、フォーラムのメンバーであれば誰でも参加可能です。一定回数以上積極的に参加したメンバーは、技術部会の正式メンバーとして登録されます。PSLX標準仕様は、このように完全にオープンなプロセスとなっています。

なぜ国際標準化に積極的なのですか?

我々が取り組んでいる国際標準は、ものづくりの現場で行っている業務や情報に関する取り決めです。ただし、標準といってもいわゆる規格や規制のたぐいではなく、用語や枠組みといった緩やかなものです。欧米主導でこの分野の標準が決められると、日本的なものづくりのやり方が海外ではできなくなってしまう可能性があります。

APSのプラットフォームとはなんですか?

プラットフォームとは、ハードウェア、ソフトウェア、そして業務プロセスやデータモデルなどが前提としている共通のアーキテクチャです。我々が提供するAPSプラットフォーム上で、さまざまなビジネスや技術が生まれることでAPSが発展していきます。

今後は、ソフトウェアを開発するのですか?

ものづくり推進機構として、これからは標準仕様のみではなく、それを実現するためのソフトウェア等の開発も行っていく予定です。ただし、対象はあくまでも共通基盤となるソフトウェアに限定し、メンバーであるIT企業が得意とする領域には立ち入りません。

よくある質問(その他)

スケジューラーとAPSの違いは何ですか?

スケジューラーはAPSの核となる構成要素です。ただし、そのためには、能力計画や所要量計画などのプランニングの機能と、柔軟な連携がとれなければなりません。また、最近のスケジューラーは、プランニング機能も組み込み、それ自信でAPSシステムと呼べるものも登場しています。

APSに対する関心は一時的な流行に過ぎないのでは?

APSという用語のはやりすたれはあるかもしれませんが、その背景にある考え方と理論は、今後10年単位で引き継がれていくでしょう。むしろ、技術的にはまだ未完成の部分が多く、これから発展しようという余地のほうが多分にあります。

APSは現在のレガシーシステムを否定するものですか?

レガシーシステムを意思決定のコンポーネントと見れば、それらは文字通り企業の資産として残り、APSによる全体のコラボレーションの中で効果を発揮するでしょう。一方で、他のシステムと連携できないシステムは今後は取り残されていくでしょう。

この仕様書は、XMLに関する内容が中心ですか?

PSLXでは、XMLをAPSの概念を実装するための重要な技術と位置付けていますが、それだけではAPSは実現しません。製造業のグランドデザインをはじめ、プロジェクトを成功させるために重要となるガイドラインや技術情報を多く含んでいます。

データ交換のためにはXMLを用いなければならないのですか?

XMLによるデータ交換は、どちらかといえば粗な連携を行なう場合に適しています。したがって、PSLXではAPSシステム間あるいはAPSシステムと周辺のシステム間でのデータ交換をXML形式で行なうことを推奨しています。ただし、これは必須条件ではありません。

企業を超えてスケジューラーが連携することは非現実的では?

一般的に、スケジューラーが単独で企業間の壁を越えて連携することは非現実的です。通常は、いったん営業などの意思決定が必ず介在します。ただし、企業内、あるいはあらかじめ提携関係にある関連企業間では、よりダイナミックに計画連携を行なうために、スケジューラーを直接連携させる例が徐々に増えていくでしょう。

最終的には人間でなければ決められないのでは?

APSがあつかうプランニングやスケジューリングでは、できるかぎり計算機の力で解を求めようとしますが、最終的には人間の判断に仰がなければならないケースが多々あります。APSは、計算機だけで決定できる範囲と、人間でないと決められない範囲をあらかじめきちんと定め、人間と計算機との協調が柔軟にできるしくみを目指しています。

設計や輸送計画はAPSには含まれるのですか?

設計や輸送計画もプランニングの一種ですが、対象がモノの形であったり輸送経路であったりするため、APSで直接あつかうことは困難です。ただし、設計作業や輸送作業など、問題として共通に議論できる部分を多く含んでいるため、APSの視点から設計や輸送計画の一部を組み込むことは可能です。

APSではMRP(資材所要量計画)は必要なくなるのですか?

広い意味でのAPSはMRPを含むことができます。ただし、現在のほとんどのMRPは、それ単独ではAPSと呼ぶことができません。APSにとって、MRP機能の多くは非常に重要な要素として位置付けていますが、一方で欠陥も認識しています。MRPは今後その形を大きく変えながらAPSの中に吸収されていくと予想されます。

APSを導入するためにはどれくらいの投資が必要ですか?

適用範囲を限定しながら、徐々にシステムをより効果的に成長させていく方式をとれば、一度にそれほど多額の投資は必要としません。むしろ人的資源の投資が必要です。パッケージの購入費や開発の外部委託費の額よりも、購入や開発にいたるまでの検討やデータ整備、また、システム導入後のフォローには、十分な資源を投入してください。

PSLXのXML規約と他のEDIの仕様とは競合しますか?

基本的には、競合しないような構成となっています。PSLXは主に企業内部あるいは提携先を含めた企業内部での意思決定モジュールの連携を想定しており、一般的な企業間の電子商取引のための他の仕様とは用途が異なっています。ただし、PSLXを企業間でやりとりする場合には、EDIの標準を一部で利用し、PSLXの規約と組み合わせて運用する形態も想定しています。

仕様をベースに開発したプログラムは販売可能ですか?

ものづくりAPS推進機構の正会員であるなしにかかわらず、本仕様書の内容に準拠したプログラムを、商用目的で独自に開発し販売することができます。ただし、その場合には、必ずカタログ等で「PSLX準拠」と明記し、ものづくりAPS推進機構への報告も行なってください。

仕様の内容を独自に拡張することはできますか?

基本的に可能です。ただし、変更はできません。本仕様書で定めるXMLの規約に準拠した上で、不足機能の追加や現機能の拡張が可能なのは、XMLがもつ最大のメリットでもあります。なお、仕様拡張の結果は、次ステップにて新たな標準となる可能性もありますので、できるだけものづくりAPS推進機構へ内容を報告してください。

今後の仕様追加やバージョンアップはどのように行う予定ですか?

本仕様書の内容は、ものづくりAPS推進機構において、従来の成果を引き継ぎメンテナンスを行います。したがって、今後も、より確かでオープンな組織運営のもとで、仕様追加やバージョンアップが行なわれていくことになります。業種ごとに特有な問題の扱いや、より広範囲で高機能なAPSの実現へ向けて、PSLXの仕様は今後も成長し続けていきます。

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